胃カメラの歴史について調べてみました

テレビなどで医療ドキュメントを観ていると、次々と新しい技術が開発されています。お医者さんや、医療機器の開発メーカーの方が、専門知識を駆使して考えだすのだと思います。以前、とある医療機器メーカーの社長さんが、自分も病気になられたというドキュメントを観ました。だいぶ重大な病気で、手術や入院を繰り返しながらも、新しい医療機器の開発に熱意を持っておられる姿に感動しました。その方は、自分が病気になったからこそ、「もっと患者さんに苦痛の少ない、優れた検査用機器は開発できないだろうか?」という思いを強くしたのだそうです。お医者さんなども、日頃自分で患者さんを診る経験から、「もっと便利で、患者さんに負担を与えない検査方法を導入したい」と考えている方が多いと聴きます。確かに、患者さんは病気でつらくて病院にいらっしゃるのに、更なる苦痛を与えることになってしまうのです。それを観ていると、おいしゃさんとしてもたまらなくなるのでしょう。また、遠い昔には、検査の方法がなくて、問診や体の表面の症状だけで診断せざるを得ないことも多かったようです。特に内臓、胃などの検査は、肉眼では確認することができません。そこで胃カメラを考えだした人は、本当に素晴らしい発想だと思います。1800年代の終わり頃に、ドイツで開発が始まった技術だそうです。ドイツは医学が発達していると聞きますし、これは納得です。でも、実際に患者さんの胃に入れて検査するというところまでは開発は進まなかったようなのです。

その後50年ほど経ってから、日本でも開発が始まりました。大学病院のお医者さんが、「患者の胃の中を写せるカメラを作ってくれ」とカメラ会社に相談をしたのだそうです。この無理難題に、本気で取り組んだこのカメラ会社もすばらしいと思います。胃に入れるのですから、柔らかくて曲がりやすい材質の管も必要ですし、フィルムにも工夫しなければなりません。けれど、なんとか試作品が完成したのだそうです。豆ランプがついていて、フラッシュも使えるというカメラだったようです。その試作機をもとに、同じ大学病院の医師たちと、カメラ会社の技術開発チームがタッグを組んで、どんどん改良を進めていきました。

そして今、すばらしいカメラが医療現場で活躍しています。最近では、さらに技術が進み、より患者さんに負担の少ない機器も続々とつくられています。これによって飛躍的に、胃の病気の早期発見が可能になったのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*